文系機知人の読書メモ+α

読んだ本の内容とか私見とかをまとめたり関係のないことを垂れ流すやつです。しばらくは人文系多めです

第2弾

内田宗治著 外国人が見た日本

〜「誤解」と「再発見」の観光150年史〜

 観光は今も昔も国に大きな影響をもたらしてきた。日本は幕末の開国以来、外国人を迎え入れるようになったのだが、日本人が見せたいものと外国人が見たいものは異なっていたのである。日本は文明化の下に伝統文化を軽んじた。しかし外国人は概して日本の古来からの精神性や文化、自然に関心を持った。外国と向き合うことによって新たな日本の魅力は見出されるものであり、日本に対しての視点を新しくしてくれるように思われる。

小笠原弘幸著 オスマン帝国

〜繁栄と衰亡の600年史〜

 オスマン帝国はトルコを中心とした600年以上にわたって存続した王朝である。僕は一時期オスマン帝国関連に興味があったためこの本を選択した。それは16世紀中盤までの展開とそこから1世紀に渡る版図の拡大があったというのもあるが、列強からの圧力に抗するための近代化への試みとその挫折といった過程が大変興味深く思えたからである。オスマン帝国について興味を持ったなら体系的知識の形成のためにこの本はおすすめする。

 

みたいな感じで何冊かたまったら(今後は5冊ぐらいが目安)更新してまいりますので興味のある方は是非今後もご覧ください!私見が多分に入るのは仕様ですのでご容赦ください!