夏休みにやりたいこと
テスト期間で本読めないんでとりあえず僕が夏休みにやりたいことを垂れ流すので関心のある方は続きをどうぞ。
①言語をもうちょい真面目にやる
これはもう言うまでもないです。最初の方はかなり真面目にやってたんですけどここ2ヶ月ぐらい時間的にも精神的にもあんまり余裕がなかったので半ば停止してました。とりあえずはカザフ語とロシア語中心にそこそこ使えるように勉強できたらなって思ってます。(そのほかのテュルク系諸語もおいおい手をつけていきたいですし独仏伊の芸術作品の鑑賞もしていきたいですがまずそこそこ実用が見込めるとこからやってきます)
②睡眠をきちんととる
テスト期間ということもありますが、単純に時間管理がうまくいかないこともあって、睡眠不足が頻発して授業中に寝ると言ったことが増えてしまったので(今後の気分のムラを補正するためにも)1日8hを目安に寝られるように善処していこうと思います。
③理系教科の予復習
1セメは某実験のせいもあってか熱意を持ってやってたのが基幹2個(どっちも学問としてめっちゃ楽しかったから後輩来たらおすすめできる)だけという理系としてあんまりよろしくない状態になってたので(単位は取れそうなので許して)まあ、これも善処します…。2セメは見た感じ理系要素ばっかなので観念して理系やります…。
④文語体文献の乱読
過去のツイートでも触れたことありますが僕はかなりの歴史好き(特に中世までの日本と近代の日本)なのでそっち関連の知識を深めるためにやっぱり文語体の文章は一定数読みたいですね。あとは単純に言文一致運動前後の日本文学(特に尾崎紅葉とか川上眉山とか広津柳浪とか読みたいです)を味わいたいってのもあります。
あとはあれです。大正期を中心に発行された雑誌を読み漁りたいですね。後期受験のための勉強の為に前期合格まで宮城県図書館にほぼ毎日通ってたんですけどそこで大量の戦前雑誌を見つけたんですよ。流石にそこで読んでたら時間が無限に溶けそうだったのでやめましたけど夏休み中は図書館通い詰めしたいですね!
他にもある程度ありますが、まあ、それは言及は控えます。
第4回
不調と某実験のレポートのストック作成で本が読めなかったんですが昨日全休で読む時間が取れたので(これを読む方がいるかはさておき)投稿しますねー。
9.漢帝国 ー400年の興亡
漢は「漢民族」などという名称のように、中国を代表する中国史最長の王朝であった。本書では、このような漢帝国が後世にも影響を与える儒教国家として2度にわたる興亡を辿っていったのかということを解説している。漢帝国がいかに過去から教訓を得て、いかに後世の模範となるものであったか、そして偉大性がはっきりと見て取れるものである。この一冊で中国の根底に流れるものが理解できるものだと思う。
10.大谷正著 日清戦争〜近代日本初の対外戦争の実像〜
1894年の日清戦争は日本という文明国と清という野蛮国の間に起きた戦争というイメージがあるだろう。しかし、その戦いの実情はと言うと…やはり急速に文明化を行ってきたとはいえ、そこには少なからず非近代的な側面も見受けられるものである。日本人には古来から強い遵法精神があると言うことが必ずしも正しくないことがわかる。
11.坂井孝一著 承久の乱〜真の「武者の世」を告げる大乱
「承久の乱」は1221年に発生した後鳥羽上皇が鎌倉幕府の北条義時の追討に失敗し、隠岐に配流されるというものである。本書ではこの乱の背景を朝廷側、幕府側の双方の立場を汲んでより詳細な朝幕間の背景に踏み込んで解説している。承久の乱が単なる短絡的な上皇の「朝敵」討伐ではないということがわかる一冊である。
第3回(今回からは弾から回に改称しますけど特に意味はないです)
必要ないかもですけど番号振ってくようにしますねー。
4.浅見雅男著 華族誕生〜名誉と体面の明治〜
華族制度が戦前、旧大名や公卿、維新の功労者のために設立された。少なくとも僕はこの華族制度が日本史の授業で目立って取り上げられた印象は受けなかった。そのため、華族制度についてはあまり知られていないように思われる。本書ではそのような旧時代の支配者たちが維新後、どういう末路を辿っていったのかを知るヒントになっていると思う。こぼれ話も多数収録されており、華族に対しての具体的なイメージがつかめて僕としては面白く感じた。
5.深井有著 気候変動とエネルギー問題
〜CO2温暖化論争を超えて〜
ここ数百年で確かに地球全体の温度の上昇は見られた。だが、それは人類の活動によって生じる二酸化炭素によるものではないという定説が2009年のクライメートゲート事件によって主流になってきた。日本はこのような定説を認めようとはせず、あくまで従来の二酸化炭素削減のための行動ばかりを起こしているというのが筆者の言説である。やや記述に迷走がある気がするがそれでも日本の二酸化炭素削減の政策のそれよりは断然説得力を感じた。
6.古代世界の超技術
〜あっと驚く「巨石文明の智慧」〜
志村史夫著
古代文明において今に残されたものは数多くある。その中には現代の我々ですら驚嘆しうる極めて高度な技術も少なからずあったりする。本著では、このようなまだ科学技術が確立されてない古代に残された技術を現代の科学的な視点から捉えてみようという試みを行っている。もしかしたら古代人には我々の理解を超えるなにかを自然界から受け取っていたのではないかと考えたくなるものである。
7.ニューエクスプレスイギリス英語
古家聡 アン・C・イハタ 著
以前から店頭で気になっていたのでチョイスした。戦前まで日本での英語教育はイギリス英語だった。普段我々が触れているアメリカ英語とは発音や語彙、ちょっとした言い回しが異なっていて、魅力があるように思える。また、本書では英国の文化についても触れられているので英語の別の一面を知るのに役立つと思う。僕個人としてはイギリス英語の方がより興味を惹かれる…
8.古代日中関係史
古代東アジアでは幾許かの混乱はあれだ中国に存在する王朝を中心に運営されていた。日本は自らの国益のため、各王朝に臣従と離反を繰り返しながらも上手く立ち回ってきた。中国側の記した歴史にもスポットを当ててみることで、通常の観点では見えてこなかった古代日本の政治史が見えてくるので、大変面白いと思う。
第2弾
内田宗治著 外国人が見た日本
〜「誤解」と「再発見」の観光150年史〜
観光は今も昔も国に大きな影響をもたらしてきた。日本は幕末の開国以来、外国人を迎え入れるようになったのだが、日本人が見せたいものと外国人が見たいものは異なっていたのである。日本は文明化の下に伝統文化を軽んじた。しかし外国人は概して日本の古来からの精神性や文化、自然に関心を持った。外国と向き合うことによって新たな日本の魅力は見出されるものであり、日本に対しての視点を新しくしてくれるように思われる。
小笠原弘幸著 オスマン帝国
〜繁栄と衰亡の600年史〜
オスマン帝国はトルコを中心とした600年以上にわたって存続した王朝である。僕は一時期オスマン帝国関連に興味があったためこの本を選択した。それは16世紀中盤までの展開とそこから1世紀に渡る版図の拡大があったというのもあるが、列強からの圧力に抗するための近代化への試みとその挫折といった過程が大変興味深く思えたからである。オスマン帝国について興味を持ったなら体系的知識の形成のためにこの本はおすすめする。
みたいな感じで何冊かたまったら(今後は5冊ぐらいが目安)更新してまいりますので興味のある方は是非今後もご覧ください!私見が多分に入るのは仕様ですのでご容赦ください!